【ごあいさつ】

――旅人への愛情を、形に――。

当宿は「『旅そのもの』が好きな人が、健康的に楽しめる雰囲気をつくりたい」「水木しげるロードのまちづくりの『原点』である故・水木しげる先生の想いと”遊び心”を守り継ぎ、本来の町の魅力を発信したい」という想いを基に立ち上げており、「山陰の旅と境港・水木しげるロードを楽しみたい人」に向けた「補佐的な役割を担う空間」として展開しています。

 

「旅人同士の対等性」「偶然に集う”縁”」、そして「健全さ」を大切に「安心感」に拘っていますので、ゲストハウス未経験者はもちろん、子ども連れのご家族を大歓迎しています。

 

「コミュニティスペース」は、自由に、気軽に寛げる雰囲気を大切にしながら「旅を知り、学び、語り合う」空間として「翌日の計画を立てる」「次に旅したい場所を探す」「旅の魅力を再認識する」――などに努めています。”超”豊富な観光関係の資料や書物を、ぜひご活用ください。また、まちづくりや観光振興について学んでいる人も大歓迎です。

《ブログ:卒業論文のテーマは「水木しげるロードの町づくり」

「旅を学ぶ」ご宿泊

 

「境港に泊まる必然性」を重視していることからも「スローツーリズム」(※①)を提唱しており「公共交通機関で来られる人」を歓迎しています。

《ブログ:スローツーリズムの提唱――車を使わない旅――

 

※当宿は、オーナー自身が20~30年ほど前に旅で泊まった「飛騨の民宿」の雰囲気と北海道のユースホステルを参考にしており「観光地のアットホームな民宿」や「昭和時代の旅宿らしさが残るユースホステル」のような方針で運営しています。

築60年以上の古民家をそのまま使っているため、美しさやおしゃれさはありません。その分「ゲストハウス初心者・未経験者」が安心して過ごせるコミュニティスペースの雰囲気を最重視し、気楽に過ごせるよう努めています。コンセプトやルールは「シェアハウス」に近い考え方で、大人数のグループやビジネス利用者、外国人旅行者向けには展開しておりません。多言語対応での予約案内は行っていないため、利用者の95%以上が日本人で、子どもも含めた男女比は2:8くらいです(2021年以降の比率)。

子ども連れのご家族を受け入れていることと、ゲストハウス未経験者の女性に安心してご利用いただくため、成人男性が含まれるご利用には制限を設けています。ドミトリーは「女性専用のみ」となります。また「お酒を伴わない交流」に重点を置いています。夜間ライトアップやブロンズ像などの地域コンテンツを楽しむことと「旅を知る、学ぶ」ことに時間を費やしていただきたい方針として、ご理解をお願いいたします。

 

※宿内はすべてにおいて”緩い”ですが、予約のルールは明確に定めており、「旅」と「学び」と「地域の観光コンテンツ」をキーワードとしたコミュニティを重視した空間づくりに努めています。

「旅そのもの」を楽しみ、故・水木しげる先生の”想い”が詰まった遊び心いっぱいの「境港・水木しげるロード」で、ゆっくりお過ごしください。そして、昼夜とも境港を楽しみながら、大山や米子、松江、美保関、隠岐――などへの旅の拠点としてもご利用いただけたら幸いです。

「目的地意識の強い」すてきな「旅人さん」を、心よりお待ちしています。

 

≪※①「スローツーリズム」:「自己目的がある」「ゆっくり、じっくり回遊」「健康的」「マイカーを使わない」「環境にやさしい」を定義とする旅のこと≫


≪宿名の由来です≫

宿名の「”縁”」は、北海道大学のよさこいサークル「北海道大学”縁”」より、いただいています。

故郷で行われている「よさこい祭り」では北海道内のチームを招待しており、その”縁”で親交が生まれたのがきっかけです。

独特の演舞に魅了されるとともに「周りを巻き込んで楽しむ」というコンセプトに共感。いつも元気と感動をいただいており、旅を楽しんで感動を持ち帰り、鋭気を養って次の旅へとつなげてほしいと願いを込めて命名しました。

この場をお借りして、よさこいサークル「北海道大学”縁”」にお礼を申し上げます。


≪プロフィール≫

オーナー:妖怪さん!(^^)!

 

幼少のころ、日本テレビの「アメリカ横断ウルトラクイズ」を見て旅に興味を持ち、国内旅は200回以上(パスポートを3回作っているのに、海外旅行は2回だけ!(^^)!)。特に北海道が好きで「冬まつり」を中心に約50回訪ねています。沖縄を除く46都道府県を踏破し、山形と熊本を除く44都道府県に宿泊しました(2023.06現在)。

 

「旅」の基本として「その土地の景観や風土、特産などを堪能し、体験イベントなどに参加すること」を主体に、周遊よりは「目的地を絞ってゆっくり楽しむ、歴史や経緯を学ぶ」を大切にしています。拠点を定めた2~4泊程度の旅が主で、長旅よりも、日常の中に何度も「オフ時間」をつくるほうでした(会社勤めの間は長期の休みが取れなかったのもあります)。また、宿も「スローツーリズム」を提唱していますが、自身も「車を使わない、滞在型の旅」が主で「鉄道やバスを賢く使って楽しむ」を得意としています。

 

境港・水木しげるロードへは「”遊び心”に徹底したまちづくりで、ゼロから年間100万人以上が訪れる観光地を築き上げたこと」と「境水道越しに島根半島が望める独特の景観」に惹かれ、1998年ごろから何度も旅し、好きが高じて移住しました。

 

旅・観光資料蒐集以外の趣味は、駅伝観戦&レポート、高校野球観戦、写真、音楽鑑賞&レコード収集(EP盤900枚以上)、推理小説&ドキュメンタリー本など(自分で言うのもですが『かなりの読書家』です)。「アメリカ横断ウルトラクイズ」「鳥人間コンテスト」「大食い選手権」「高校生クイズ」の超マニア(損得勘定抜きで情熱を傾ける”バカ”になれる姿に惹かれますし、自分もいまだにそんな生き様です)。特に第7回以降の「アメリカ横断ウルトラクイズ」に関しては、出場者の経歴や細かなデータなどにも精通しています。

 

現在の最大の願いは「『アメリカ横断ウルトラクイズ』の番組復活」。ただ一言「もう一度、出たい!」。

 

出身は三重県。愛知県、和歌山県にも居住歴あり。

 

酒は全く飲めず「大勢でワイワイ騒ぐ雰囲気」が、かなり苦手です。また、車やバイク、電気屋機械など工業系のもの、ギャンブル、格闘技――など、成人男性が好む傾向がある趣味嗜好が全くありません。自他共に認める「中性的な変わり者」です。


私は「旅人」として、旅の「副産物」としてユースホステルや民宿を愛好してきました。殆どが観光地型の宿の利用で、宿泊時は「旅人」と「旅」の話を交わしてきました。上記にもあるとおり、宿の「原点」は「飛騨で泊まった民宿」です。


近年、地域活性化や空き家対策、地域交流を重点とする宿が増えてきました。客層も多様化が進んでいると感じます。だからこそ、それぞれの宿が個性を発揮し、利用者も自分に合った宿を探すことで、満足度も高まると思います。

 

当宿は、宿泊様式はゲストハウスになりますが「旅宿」に拘り「民宿やユースホステル、あるいはシェアハウスに近いスタンス」で運営しています。基本方針として「旅そのものが好きな人」ゲストハウスには関心があるが、大勢でにぎやかな雰囲気は苦手な人」「水木しげるロードの観光に関心が強い人」「まちづくりや地域おこしに関心がある人」――などに向けた空間に徹しつつ「公共交通機関を上手に駆使して旅を満喫していただくための斡旋や協力」に力を注いでいます。また、「ゲストハウス未経験者の女性」や「子ども連れのご家族」に気兼ねなくご利用いただきたい、という想いから安心して寛げる雰囲気づくりにも拘っています


経営や営業に関しては全くの素人です。人付き合いも世渡りも下手です。方向性の違う人と話を合わせるのは苦手ですし、ビジネス的な視点や「金儲け」の話は嫌いですので、割り切って考えることができず、自ら運営するのは向いていないかもしれません。

しかし、純粋に「旅」を愛し、「旅」を楽しんできたことは自負しています。

「旅そのものと境港・水木しげるロードを楽しむ人が集う健康的な雰囲気」を大切にしていますので、境港および山陰観光の拠点として楽しんでいただけることを願っています。